2016.01.19

☆頭皮の加齢臭はなぜ起こるのか☆

☆頭皮の加齢臭はなぜ起こるのか☆

男女問わず、加齢臭を引き起こすのは「ノネナール」という化学物質です。
ノネナールは、皮脂中に含まれる「ヘキサデセン酸」という脂肪酸が、皮膚の常在菌(皮膚を状態を正常に保つための菌)により分解されることによって生成されます。
このヘキサデセン酸は若いころには分泌されず、40代を過ぎたころから増え始めるのです。そのため、歳を重ねるにつれ「ノネナールの臭い=加齢臭」が気になるようになります。

また、皮脂の分泌量そのものが、年代によって変化するのも加齢臭の強さに大きく影響しています。
皮脂の分泌量は男性ホルモンによって増え、女性ホルモンによって抑制されます。男性の場合は、60代を過ぎると男性ホルモンの量が減るので、加齢臭は弱まる傾向にあります。
しかし、女性の場合は30代後半から女性ホルモンが減り始め、さらに更年期を過ぎるとますます女性ホルモンの働きが弱まっていくので、皮脂の分泌を制御する働きが失われていきます。よって、女性は歳をとるほど加齢臭が強くなっていくと言われています。
男性と女性の加齢臭の気になる時期は異なるのです。

加齢臭には「枕が臭くなる」というイメージがあります。これは、頭皮に皮脂腺が集中しているためです。体の中でも、頭皮は皮脂の分泌量が非常に多い部位で、加齢臭も起こりやすいのです。加齢臭は仕方のないことですが、様々な対策はあるので、試してみましょう。

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