2016.01.19

☆ヘアケアの流行の移り変わり☆

☆ヘアケアの流行の移り変わり☆

日本でのヘアケアの起源は、飛鳥、奈良時代に、気候の変化から肌や髪の毛を守ることと、宗教的な目的で始められた化粧の中に含まれる髪の手入れではないでしょうか?
上流階級の人々は、顔に化粧を施すのと同時に、ヘアスタイルにも趣向を凝らしていたようです。
時が移り、日本独自の文化が発展した平安時代には、髪の毛の美しさが、女性のたしなみであったため、黒く長い髪を美しく保つ為の髪の毛の手入れがされていました。
ゆするというお米のとぎ汁を使って、髪の毛を濡らした後、小豆の粉を炒って作る澡豆というものをつけてから、櫛で梳かして髪の毛を洗い、香を焚きながら髪の毛を乾かしたと伝えられています。
現在のように、ウエーブを出したり、染色したりするのではなく、日本人の本来持っているつややかな黒髪を最大限に美しく見せていた時代ですね。

江戸時代には、お国歌舞伎から髷を結う女性が増え、髪の形を整えるために、びんつけ油を使っていた為、それを落とすために海藻とうどん粉をお湯で溶いたものを髪につけて洗髪していたそうです。
大正時代になると、ショートカットにしたりパーマをかけたりする女性が増えてきましたが、この頃にはまだ石鹸で洗髪していました。
そして、昭和になり、特に第二次世界大戦が終わった後、急速にアメリカの文化が日本に伝えられるようになり、ヘアケアにも様々な変化がおこり、液体状のシャンプーが普及するようになった他、イギリスから髪の毛をハサミで切る技術が導入されました。

パーマや染色など、ヘアアレンジの発達とともに、シャンプー剤も進化し続け、洗浄力が強く、髪の毛のダメージを修復する働きをするものが、日本国内でも次々に開発されましたが、身体に悪影響を与えるような成分の配合されている製品も少なくありません。
今後のヘアケアの移り変わりが、身体に悪影響の無いヘアケア製品の発展になると良いですね。

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