縮毛矯正の仕上がりの差について。

みなさんこんにちは!

Caratのスタイリスト栗原です!

秋から冬に近づいてすっかり寒い日が続きますね。

季節の変わり目でクセ毛の方によくあるお声、

(乾燥してクセ毛がより広がる。。。)

(髪のまとまりが出なくなる。。。)

そんな冬の時期にも縮毛矯正!

ですが、この縮毛矯正

施術、髪の状態等あらゆる面でデリケートなメニューですので場合によっては失敗してしまうケースも。。。

そんなこれからかけたいと思っているけど心配な方に、改めて解説していこうと思います!

よくある失敗のケース

縮毛矯正においてかなり多い失敗ケースとしてあがるのが

・毛先のチリつき、パサつき

このようにチリついてしまう主な原因として、

【繰り返された縮毛矯正、もしくはカラーの履歴等ダメージ蓄積が重なり、髪の毛が限界になってしまったのが原因】

基本的に、一度かけた縮毛矯正の部分は、他の力が無理やり働かない限りストレート感が無くなったりクセが戻る事はありません。

なので2、3回目以降縮毛矯正を行う際、既にかかっている毛先に上から重ねていくと、ゴワゴワしたりチリついて所謂ビビり毛になってしまいます。

2回目以降かける方に関しては、基本的には伸びてきたクセがある根元の部分のみにかけて頂ければビビり毛は回避出来ると思います。

次に、カラーの履歴が多く存在する髪にも注意が必要です。

本来、縮毛矯正と他の薬剤施術(カラーやパーマ等)と一緒に行うとリスクが高く髪の負担も大きいです。

昨今の技術や薬剤の進化により、以前に比べると安全性の高いメニューになってきてはいますが、それでも髪は素直な物でカラーダメージが感じられる髪に無理にかけてしまうとチリついてしまうので注意が必要です。

・伸びが甘くクセが残る

次に、クセが伸びきらず残ってしまうケースについてです。

【かなり強い複雑なクセや髪そのものがしっかりしている方】

の場合、薬剤の浸透が弱まる傾向があるので結果として伸びきらない事があります。

このようなケースの場合、状態にもよりますが1液目を2回塗るや作用時間よりも長めに放置時間を作る等して薬剤の浸透促進を行うと伸びるケースもあります。

ですが、やはり事前の状態が左右するので無理をして行うとダメージの原因になるので注意が必要です。

仕上がり成功のケース

状態を見極め、正しい薬剤選定や施術、お客様へのアフターフォローを行う事により致命的な失敗は避けられます。

上の2つのケースも、縮毛矯正を根元のみで毛先のダメージを考えた自然な仕上がりになっています。

出来るだけ次にも影響しないような施術を心掛けるのが大切です!

まとめ

デザイン、髪質変化等あらゆる側面において、非常にデリケートなこの縮毛矯正。

私が考える重要ポイントは、

・髪の状態を理解する事

・履歴を確認する事

・どんな仕上がりがいいかお客様と共有する事

この三つをおさえておく事が重要だと考えます。

クセ毛でお悩みの皆さんもこれを参考に綺麗な縮毛矯正をかけて頂ければと思います!

髪質改善とは?

こんにちは!

新宿・高田馬場の美容室carat(カラット)の高橋です。

最近SNSや美容室などでよく見かける「髪質改善」とういメニュー。

サラサラな髪の毛と一緒に写っているものも多く、やってみたい方や、やってみたという方も多いのではないでしょうか?

今回はその「髪質改善」について美容室で実際どのようなことが行われているのかご紹介していきたいと思います。

髪質改善の定義

「髪質改善」とはそもそも何なのか、

実はその定義は正確に決まっておらず、その美容室や美容師さんによって違っていることがほとんどなんです。

よく「髪質改善」としてうたわれているものは、

・くせなどを抑えて扱いやすい髪の毛にする

・傷んでしまった髪の毛を綺麗に見せる

とういものが多くなっています。

今回は「髪質改善」として美容室のメニューにあるものをいくつか紹介していきたいと思います!

縮毛矯正による髪質改善

「髪質改善」ときいてパッと思い浮かぶのが縮毛矯正という方も多いのではないでしょうか?

縮毛矯正とは薬剤とアイロンなどの熱の力で元々のくせ毛という髪質をストレートに改善するものです。

くせで広がってしまい扱いづらい方や毎日のお手入れを楽にしたいという方におススメのメニューです!

ただし、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが縮毛矯正は美容室で行うメニューの中でも髪の毛への負担がもっとも大きいものの一つとされています。

定期的に続けていく場合は髪質や髪の毛の状態に合わせた薬剤選定が必須になってくるので、ご自身の髪質やこれまでの施術履歴などをしっかりと理解してくれている美容師さんに相談して決めていくのをオススメします。

トリートメントによる髪質改善

そしてもう一つ、最近SNSなどでも多く見かけるようになった髪質改善がトリートメントによるものです!

今までよくあるものとしては髪の中に栄養を入れてあげて表面を皮膜でコーティングするというものだったのですが、最近見かけるものは縮毛矯正と従来のトリートメントのちょうど中間という位置づけで行われているものが多いです。

繰り返しカラーリングなどを行うと髪の毛はダメージしてしまいそれが原因で髪の毛がうねったり広がったりしてしまいます。

そのうねりや広がりを抑え髪の毛を綺麗に見せるという施術です。

縮毛矯正と従来のトリートメントの中間と言いましたが、縮毛矯正の薬剤のように髪の結合を切る成分が入っていないため、もともとの癖で広がってしまうという方は収まりをよくする効果を感じにくいものになっています。

その分髪の毛へのダメージは縮毛矯正に比べ非常に少なくなっています。

最近では取り扱っている美容室も増えてきて使っている商材もお店によって違うため事前に髪質改善トリートメントでどんなものを使っているのか聞いたうえで施術してもらうのがいいかと思います。

まとめ

初めにも言いましたが「髪質改善」は正確な定義が決まっておらず、美容室ごとに行う施術が違っていることがほとんどで一概にこれというものは存在していないのが事実です。

今回ご紹介させていただいた「髪質改善」と呼ばれるものは

縮毛矯正で くせなどを抑えて扱いやすい髪の毛にする 技術を「髪質改善」と呼んでいる。

トリートメントで  傷んでしまった髪の毛を綺麗に見せる  という技術を「髪質改善」と呼んでいる。

というものでしたがそれ以外のメニューでも「髪質改善」とうたっている美容室もあります。

施術をする前にその美容室でどんな施術で髪質改善を行っているのか、ご自身の髪質にはどんな「髪質改善」メニューがあっているのか、美容師さんに相談の上最適な施術で綺麗な髪の毛を目指していければと思います。